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カスタム投稿タイプテスト

1級
2025年8月7日

記事監修者

桐山 ヒロキ

英検アカデミー塾長

経歴

青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。

人気講師として500人を英検®合格へ導いた後、2005年に英検®︎アカデミーを設立。 設立18年、累計10,000人超の英検®合格をサポート。合格率は93%をほこる。

ああああああ

【1ヶ月で合格】英検®5級の勉強法を現役塾講師が解説

「将来的に中学受験を考えているから、子供に英検®を合格させたい」

「まずは英検®5級に合格したいけど、どうやって勉強すればいいの?」

そんな思いを抱えている保護者の方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、英検®5級を1ヶ月で合格するためには、「単語学習9割・リスニング対策1割」というシンプルな勉強方法が最も効果的です。

なぜなら、英検®5級の合格は「単語力がすべて」と言っても過言ではないからです。

英検®5級の問題には長文問題がなく、さらにマークシート式の解答方法なので、英単語の意味が分かっていれば合格が可能です。

とはいえ、今この記事を読んでいる方の中には、「ゆくゆくは3級、準2級合格」を視野にいれている方もいらっしゃいますよね。

そこで本記事では、英検®5級を1ヶ月で合格するための効率的な方法に加え、今後3級や準2級を目指すために、小学生のうちに身につけておくべきポイントもお伝えします。

この記事を読めば、お子さんを英検®5級に合格させる方法だけでなく、今後の3級や準2級合格を見据えた正しい学習のやり方が分かるはずです。

英検®という資格を通じて、お子さんの英語力を着実に伸ばしていきたいとお考えの保護者の方は、ぜひ最後までお読みください!

1.英検®5級を1ヶ月で合格するスケジュール

まずは、英検®5級を1ヶ月で合格するスケジュールをみていきましょう。

【英検®5級:1ヶ月600語習得の具体的スケジュール】

期間目標単語数主な学習内容1日の学習パターン例
1週目:基礎固め期間150・基本単語150語の習得・問題形式の理解・学習ペースの確立月〜土:1日25単語(約20分)
日曜:1週間分復習(約30分)
2週目:語彙力強化期間300・新たに150語追加学習・簡単な過去問にチャレンジ・前週の単語定着確認月〜土:1日25単語+前週復習5分(約25分)日曜:2週間分復習+過去問1回(約45分)
3週目:実践力養成期間450・新たに150語追加学習・本格的な過去問演習・弱点分野の発見と対策月〜土:1日25単語+既習単語復習10分(約30分)日曜:3週間分復習+過去問2回(約60分)
4週目:総仕上げ期間600・最後の150語学習・模擬試験実施・苦手単語の最終確認月〜水:1日25単語+総復習15分(約35分)木〜土:模擬試験+弱点補強(約40分)日曜:全600語最終確認(約45分)

上記は、1ヶ月で600語を無理なく覚えるための週別スケジュールです。

英検®5級の合格に最も重要なのは、圧倒的に単語力です。試験で出題される問題の多くは、基本的な英単語を理解していれば解答できるように作られています。

リスニングも2回再生されるので、単語力が備わっていれば高得点獲得も難しくありません。

このような英検®の特徴をふまえると、「単語学習9割・リスニング対策1割」という学習配分が効率的です。このスケジュールを参考に、単語の学習を進めてみてください。

記憶定着のコツ:エビングハウスの忘却曲線を活用!
単語学習で最も大きな課題は、「一度覚えても忘れてしまうこと」ですよね。ドイツの心理学者エビングハウスが発見した「忘却曲線」によると、学習した内容は以下のスピードで記憶から消えていくといわれています。

・1時間後:約50%を忘れる
・1日後:約70%を忘れる
・1週間後:約75%を忘れる

そこで、「忘れそうになるタイミングで復習する」ことが重要となります。
学習当日の夜:その日覚えた単語を軽く確認(5分)翌日:前日の単語をもう一度見直し(5分)1週間後:日曜日の総復習で再確認(まとめて復習)
こうして効果的なタイミングで復習し、記憶を定着させていきましょう!

2.英検®5級の必勝勉強法は2つ

英検®5級の必勝勉強法は、たった2つに絞ることができます。

それは以下の2つの方法です。

・単語を暗記する

・リスニングに慣れる

5級の合格を目指すなら「単語を暗記する」「リスニングに慣れる」の2本柱で十分な理由をみていきましょう。

2-1.単語を暗記する

まず、単語を暗記しましょう。
文法を知らなくても、読解力がなくても、問題を解くことが可能となります。

例えば、以下は実際の英検®5級の過去問です。

He plays the guitar and the piano.Henry is a().彼はギターとピアノを演奏します。ヘンリーは()です。
1 rabbit:うさぎ2 musician:音楽家3 jacket:ジャケット4 team:チーム

引用:2025年度 第1回 問題冊子

この問題ではピアノやギターという単語を知っていれば、文法など分からなくても、関係あるのは「音楽家」かな?と正解を導き出せます。

2-2.リスニングに慣れる

また、リスニングは「リスニングに慣れる」だけで、高得点を狙うことができます。

英検®5級は、リスニング音声が2回流れるという特徴があります。

1度聞き逃しても再確認ができるので、リスニング対策の簡略化が可能になるのです。

以下は、実際の英検®5級・リスニングの過去問題です。

これは、イラストを参考にしながら英文を聞き、その文に対する応答として最も適切なものを選ぶ形式です。 第1部の例題の絵を見てください。英文とそれに続く応答が二度くり返されます。
 Is this your bag?
★1.Sure, I can.★2.On the chair.★3.Yes, it is.
皆さんは、今の問題の答えを一つだけ選びます。 ここでは3が正しい答えですから、解答用紙の例題のところに3がマークされています。問題は No. 1 から No. 10 まで 10題で、解答時間はそれぞれ10秒です。

引用:2025年度 第1回 リスニング原稿

過去問を見てもらえれば分かるように、文章も短く使われている単語も簡単です。

さらに2回問題を聞くことができるので、リスニングの対策にそれほど時間は必要ありません。

3.単語は「書いて」「聞いて」「声に出して」覚える

続いてこの章では、英検®5級の必勝勉強法の1つ目、「単語の暗記」について詳しく解説していきます。

英単語は、以下の3つの覚え方を試してみてください。

・書いて覚える

・聞いて覚える

・声に出して覚える

上記の複数の暗記方法を組み合わせることは、科学的にも証明された最も効果的な記憶法なのです。

実際に、立教大学の日高教授の論文には、以下のような内容が示されています。

異なる感覚情報を組み合わせることで相補的な情報処理を行い、我々が知覚する外界に関してより頑健かつ信頼性の高い脳内表象が形成することが、多感覚相互作用の機能的意義であると考えられる。

引用:多感覚相互作用の諸相 ―学習・知覚の抑制・個人差

それでは、効果的な単語の暗記方法を早速みていきましょう。

3-1.「書いて」覚える

まずは書いて覚える方法からご説明します。

「書いて覚える」という方法は、実は「目で見る(視覚情報)」と「手で書く(動作・運動)」という複数の感覚の組み合わせなので、記憶の定着を強化することができるのです。

やり方はシンプルで、「1冊の単語帳」をとにかく書いて書いて、やり込みましょう。

英検®5級で覚えるべき単語は、将来の英語学習の土台となる基本的単語です。

この時期にしっかりと「書いて覚える」ことに慣れることで、今後の英検®上級レベルでも応用できる学習スタイルが身につくでしょう。

日常生活の中で単語が目に入るようにしよう
単語帳での学習に加え、日常生活の中で単語を目にする機会を増やすのも非常に有効です。
歯磨き中:洗面台に単語カードを貼るお風呂:防水カードやシートで単語を確認するトイレ:壁に単語リストを貼る玄関:出入り時に見える場所に単語を貼る外出時:スーパーなどの買い物中に実物と単語を結びつける(例:apple, milk)

3-2.「聞いて」覚える

続いては、「聞いて」覚える方法です。

単語を聞くことで、発音やアクセントを身につけることができます。
リスニング対策にも直結するため、一石二鳥の学習方法です。

聞いて覚える方法では、アプリを使って楽しく学習するのがおすすめです。ゲーム感覚で取り組めるアプリや、クイズ形式のものもありますので、飽きることなく楽しく続けられるでしょう。

5級用のおすすめアプリ
無料アプリ:・英検®リスニングマスター 5級4級App StoreGoogle Play)英検®5級・4級のリスニング対策ができるアプリ。
学研『ランク順 英検®英単語』App StoreGoogle Play)クイズ形式で復習できるので楽しく学べるアプリ。

「聞く」ことで単語の音が頭に残り、リスニング問題への対応力もアップします。楽しみながら学べる方法なので、やる気を維持しながら取り組みことができますよ。

3-3.「声に出して」覚える

最後は「声に出して覚える」方法をご説明します。

脳が音を「発する(声に出す)」感覚と「聞く」感覚を結びつけるため、単語やフレーズが記憶に残りやすくなるでしょう。また、実際に声を出すことでスピーキングの基礎力も育ててくれます。

実施するときは、「ゆっくり、正確な発音を意識しながら、単語を声に出して読む」ことを心がけてください。発音がわからないときは、辞書などで都度、確認しましょう。

小学校低学年の場合、親も一緒に音読してあげると一緒に楽しんでくれますよ。

英語をたくさん声に出そう
この時期に英語をたくさん声に出すことで、英検®3級以降のライティングやスピーキングに必要な、音感・リズム感を身につけることができます。
人間の聴力の発達は、7歳頃にピークを迎えるといわれています。
思春期になると「英語を正しく発音する」ことに恥ずかしさを感じる子も増え、十分なスピーキング練習ができないことも。
「音」に一番敏感なこの時期に、ぜひ積極的に発音してくださいね。

4.リスニングに慣れる3つのコツ

続いてこの章では、英検®5級の必勝勉強法の2つ目、「リスニングに慣れる」について詳しく解説していきます。

リスニングに慣れるためには、以下の3つのコツがあります。

・音声付きの教材で過去問を解く

・自分でも声に出して英語を読む

・同じ教材を何回も何回も聞く

先でも述べましたが、英検®5級のリスニングは音声が2回再生されるため、リスニングにそれほど重点を置かなくても、単語力があれば高得点を狙えます。

5級のリスニングは決して難しくないので、この章のコツをぜひ参考にしてみてください。

4-1.音声付きの教材で過去問を解く

1つ目のコツは、音声付きの教材で過去問を解くことです。

ただ問題を解くだけでなく、音声で単語やフレーズを聞いて覚えることで、リスニング力と単語力の両方を強化することができます。

具体的なやり方としては、音声付きの教材やYouTubeなどを活用してください。問題を解く際は、1回目で全体を聞き、2回目で答えを確認するという、実際の試験形式を意識した練習がおすすめです。

【ポイント】
小学生は親が一緒に聞いてあげたり、聞き取れなかった部分を一緒に確認するといったサポートを。飽きてしまわないように、短時間(1回10〜15分)で集中して取り組みましょう。

4-2.自分でも声に出して英語を読む

2つ目のコツは、自分でも声に出して英語を読むことです。

声に出して読むことで、英語の音を「聞く」だけでなく「発音する」こともできるので、リスニング時の認識力が高まります。

具体的なやり方としては、単語帳や過去問の英文を声に出して読んでください。

最初はゆっくりと正確に、慣れてきたら自然なスピードで読む練習をします。発音がわからない場合は、オンライン辞書やアプリで正しい音を確認しましょう。

【ポイント】
1日5〜10分程度で十分なので、「誰が上手に読めるか競争」などの遊びを取り入れると、ゲーム感覚で楽しみながら継続することができます。

4-3.同じ教材を何回も何回も聞く

最後のリスニングのコツは、同じ教材を何回も何回も聞くことです。

色々な教材や音声を聞いた方がいいのでは?と思うかもしれませんが、人間の脳は反復によって記憶が定着していくので、同じ音声を繰り返し聞くことで、聞き取れる単語やフレーズを増やすことができます。

車での移動中や家の中でBGMとして、過去問や教材の音声を流すなどして、日常の中で自然に聞ける環境を作ってください。
好きな曲を何度も聞いて覚えるのと同じ感覚で取り組むと、自然に耳が覚えていきます。

【ポイント】
短い音声(1〜2分)を繰り返し聞くことから始め、飽きないよう好きなキャラクターの英語動画などを活用するのもおすすめです。

5.英検®5級の教材を買うなら「旺文社」のものを購入しよう

様々な会社が英検®5級用の教材を発売している中、おすすめなのが「旺文社」です。

旺文社は長年にわたり英検®対策教材を出版しており、多くの合格者を輩出してきた実績があります。

英検®の出題傾向を熟知した内容で、試験のポイントが効率的にまとめられています。

教材名価格特徴・おすすめポイント音声対応の有無
でる順パス単語シリーズ英検®5級でる順パス5級:1,100円(税込)おすすめ!基本これ一冊でOK。頻出単語を効率的に学習可能。無料音声付。音声ダウンロード・アプリ対応。
絵で覚える単語シリーズ英検®5級 絵で覚える単熟語5級:1,320円(税込)絵で覚えるのが得意ならこれ!視覚的に単語をイメージしやすい。無料音声付。音声ダウンロード・アプリ対応。

複数の教材に手を出すと混乱したり、負担が増えてしまうため、まずは1冊を徹底的にやり込むことをおすすめします。

教材に飽きてきた時の工夫!
お子さんが学習に飽きてきた場合の対処法として、イラストが豊富な補助教材や、好きなキャラクターが登場する英語絵本・動画などを取り入れるのもおすすめ。
旺文社の教材をベースにしつつ、モチベーション維持のための工夫を加えて学習に取り組みましょう。

6.今後3級や準2級を目指すなら小学生のうちに「文法」や「音」の勉強をすることが重要

ここまで、英検®5級の学習法について詳しく解説してきました。

しかし、将来的に3級や準2級の合格も考えているのなら、先を見据えた学習対策が重要となります。

なぜなら、多くの方が3級以降でつまずいてしまう原因は、3級以降はライティングとスピーキングが加わり、単なる単語力やリスニング力だけでは得点できなくなるからです。

3級の合格率は50%、準2級は35%と、合格率を見ても難易度がぐっと上がっているのが分かりますよね。少しだけ、過去問を見てみましょう。

【実際の英検®3級・過去問題】

This morning, Pat took a( ) medicine for his stomachache,but it didn’t get better. He took some more later.
1 little2 lot3 most4 much

引用:2025年度 第1回 問題冊子

【実際の英検®3級・リスニングの過去問題】

イラストを参考にしながら対話を聞き、その最後の文に対する応答として最も適切なものを選ぶ形式です。 第1部の例題の絵を見てください。 対話とそれに続く応答が一度だけ読まれます。
★I’m hungry, Annie.☆Me, too. Let’s make something.★How about pancakes ?
☆1 On the weekend.☆2 For my friends.☆3 That’s a good idea.

引用:2025年度 第1回 リスニング原稿

実は、基本的な単語を覚えたり、簡単な自己紹介文を話したりする程度の内容が中心です。

過去形や比較級といった文法はほとんど扱わず、3級以降の文法問題に対応するのが難しくなるのです。

小学生には馴染みのない文法の理解と、正しい発音の習得は、家庭学習や独学では限界があり、学力として定着させるのも時間がかかってしまいます。

今後を見据えて上の級合格を目指すなら、専門的な知見を持つ「教えるプロ」を頼ることが、合格への近道となります。

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ぜひ私たちと一緒に、お子様の未来を切り開く一歩を踏み出しましょう!

7.まとめ

それではこの記事を簡単におさらいしましょう。

【英検®5級の合格は「単語力がすべて」】

なぜなら、英検®5級の問題には長文問題がなく、さらにマークシート式の解答方法なので、英単語の意味が分かっていれば合格が可能!

【英検®5級の必勝勉強法は2つ!】

・単語を暗記する

・リスニングに慣れる

【英単語を覚えるための3つの方法】

・書いて覚える

・聞いて覚える

・声に出して覚える

【リスニングに慣れるための3つのコツ】

・音声付きの教材で過去問を解く

・自分でも声に出して英語を読む

・同じ教材を何回も何回も聞く

いかがでしたでしょうか。

この記事が英検®5級合格、そしてその後の上級合格への手助けになれば幸いです!

よくある質問

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記事監修者

桐山 ヒロキ

英検アカデミー塾長

経歴

青山学院大学経済学部を卒業後、英検®対策塾「英検®︎セミナー」へ入社。

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